■「源氏物語の世界 ~イメージと資料~」
突然ですが、
一千年ほど前の年の瀬も押し迫った
今日12月29日の午後5時過ぎごろ、
一人の女性が、内裏にお勤めに上がりました。
いまは5時45分ですが、もう京の都は真っ暗です。
おそらく、牛車に揺られ、提灯の灯りをかざしながらの
初出勤であったでしょう。
関白藤原道長に乞われてのことでした。
「源氏物語」をある程度書き上げて、
その名が知れ渡っていた
紫式部の内裏のお勤めが始まろうとしていたのです。
「宮の女房」としての出勤でしょう。
皇后・中宮の里方からつけられた
私的な侍女だったようですが。
令制による身分・職掌・待遇の決まっていた
「内の女房」では無かったようです。
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